最近、歌舞伎を観に行きました。

ずいぶんまえに、俳優だった友人の先生が歌舞伎役者という事もあり、その縁で
連れて行ってもらった事はあったのですが、全幕観るのは初めて。

4時間も持つかな~~と、正直な所そんな風に心配してたのですが。

あっという間に終わってしまいました!!!

幕間の席上で食べるお弁当も新鮮で楽しかったし、何より痛感したのはやっぱり
大衆演劇なんだという事。勿論時間がたったので伝統芸能となってはいるものの
わいわいと熱くなったり泣いたり、笑ったり、驚いたりの、生き生きした舞台なんだと。

何よりスペイシー、宇宙的、色々超越してる。

色の組み合わせといい、ともすると凄い悪趣味になってしまいそうなギリギリの所で
とどまってて、というか、なんだろう、刃の上に立ってる様な、感じ。
凄いクール、でもべったりじゃなくて突放してる。いっちゃってて、でも観客を
ちゃんと取り込んでく。

台詞回しも何かににてるな~~と思ってたら、例えば渋谷の109なんかにいる売り子さん
の独特の言い回しを思い出しました。

"いらっしゃいませ"

と、普通にいわれたらきっとスルーしてしまう。気持ち良さの残るスルーだけど。
でも、"いらっしゃあいまっせ~~~↑"とか言われた方が、気になる。
変な感じがして、頭に残ってしまう。

ああ、そうか。

あの独特の台詞まわしは台詞を効率よくお客さんにインプットさせる為の知恵なのだ
独特のリズムとメロディーが乗っかる事によって、動きと共に視覚と聴覚で訴える
昔ながらの知恵なのだ!!!

と、気づきました。

それと、育てる楽しさ。

子役の子がとても上手に舞っていたのだけど(すでにプロフェッショナル)
"あの子は去年はこうだったわ"
なんて他の人の声が聞こえてきて、何か孫を観るかの様に目を細めて手を叩いてて。

日本の元々の”育てる文化”=アイドル

の原点を観た気がして、本当に色んな意味で発見でした。

そして歌川国芳の浮世絵。

もう素晴らしいデッサン力に裏打ちされた、遊びの世界。

色も復元した色彩を見せてくれたけど、本当に鮮やか、そして歌舞伎に通ずる
色合わせ。勢いが凄い。はみ出てるんだよね~~、そのはみ出しがとっても
勇気があって、美しくて、いっちゃってるのに、やっぱり取り込まれちゃうのは
その"はみだした"部分に、憧れを感じるから、それをばばっ!!とやられると
わああああ!!っと

。。。。。とりこまれちゃうわけです。

でも、江戸時代の例えばタバコケースとか町人の格好とか、今観たらなにこれ!
ってくらいいっちゃってて、でもカッコいい。

いっちゃっててパワフルな江戸時代、でも決して裕福なわけでもなく、
精神的に文化的に発展してたんだな~と。我ながらカッコいいな、日本。

だからきっと良く出来る力を皆もってる。


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