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熊野に奉納舞のために行ったのですがちょうど宿泊先のむすびの里で文化研修中で
研修生のために宿を用意していたので宿のみでは泊まることができず。
こういうこともなければきっと参加しないかもしれない、、という事で
半分だけ文化研修を受けてみることに。

獅子岩や大馬神社、花の窟など村の方の運転でマイクロバスで色々つれて行って頂く。
熊野 獅子岩

自然信仰が色濃く残っている場所を選んで下さいました。
熊野 大馬神社

講義は三島由紀夫の文化防衛論で、実は三島苦手なのでむむむ、、と思ったのですが
今回の旅の目的の一つでもある苦手と思っているものにあえて飛び込んでみよう、
というのもあったので思い切って。

日本の文化とは何か、そしてそれを守って行くにはどうしたら良いか、講義と
グループディスカッションだったのですが、結果的にとても興味深かった。

やなせたかしさんがアンパンマンショップに毎月今月のお言葉的にボードを掲げていて
とてもメルヘンすぎて苦手だったのですが東日本大震災の時に初めてやなせさんの
言葉にとても励まされました。で、思わずアンパンマンショップに入ってそこで見つけた
彼の本にあったプロフィールを見てあああああ!!っと恥ずかしくなったのです。

彼は戦争体験者で青春時代は真っ暗でした。色のない世界。戦後平和がやってきて
2度と戦争を繰り返してはならないとカラフルで夢のある世界を作って行くのです。

私はなんて浅はかだったんだろうと心の中で平伏して謝ったのでした。

三島由紀夫の表現もかなり攻撃的なのですがこの時代に生まれて同じ気持ちを
味わっていたとしたら?

と気がつけただけでも収穫でした。

参加者の方の話で凄く心に残ったのがモンゴルの方の話。
今モンゴルの文化や言葉や歴史は剥奪されてしまっているので、文化が断絶している
状態だそうです。若いモンゴル人の中にそこに危機感を感じている人たちがいて日本に
留学するのが夢だというらしいのです。

モンゴルの文化の研究者が日本にいるらしくモンゴル人が日本人にモンゴルの文化を
勉強しに行く。。という。

参加者の方は日本もこうなってしまわないように守らないといけないと思ったそうです。

文化の剥奪が一番その国を崩壊させるのに効果的なので。。。。

結構桂子と日々ベラベラと取り止めもなく話していたようなことを久しぶりに色んな方と
意見交換できて知的好奇心が満たされました!

ところでここでは自給自足を目指して活動しているのですがほぼ自給自足、山の水
を引いているので後は電力かなあという事でした。まだ開所してから2年経っていないのに
凄いスピードです。スタッフの数が少ないので仕事量が半端なく多い。

熊野

ここ見えるところ全部やってるそうです。もう直ぐお米とれそうと言ってましたが。。
桂子の体つきが金剛力士像みたいになっていて心配しましたが謎が解けた旅でもありました。

熊野にて入鹿八幡宮の奉納舞をさせて戴きました。

前日入りしてかなり遅くなってしまったのですが大急ぎでご一緒させていただく
地元の和太鼓チームの鬼城太鼓のお稽古場に寄らせていただき、一度音合わせ
体合わせをして宿泊先であるむすびの里へ戻りました。桂子の運転で!感慨深い。

衣装変更があったため深夜過ぎまで二人でお針子作業、その後撃沈。

桂子は朝早くから仕事をしていましたが(今は熊野に移住してむすびの里という場所
にてスタッフをしています)私は近所の綺麗な川に行きコーヒーを飲みつつしばし
素敵時間を過ごしていました。流れとか魚とか苔とか石の模様なんかを見ている
だけでハッとする美しさなので見ていて飽きない。。。

熊野

畑でとれた新鮮野菜などを使ったご飯をいただいて

熊野

道場にてリハーサル。道場の畳ってふかふかしてるんですね、知りませんでした。
気持ち良くヨガをして簡単にリハーサル。

こういうところに来ると自然に囲まれるので全てのものが動いているので、当たり前ですが
人工物でないので止まっていない。その中でヨガをするとより今に生きる感覚がグッと
身近に迫ってくる、、、っていうことに気がつきました。

相方はいろいろなことを吸収しているんだろうなあ。。

入鹿八幡宮は古いけれどとても綺麗に手入れされていて素敵な場所でした。
竹灯が参道から会場までずっと並べられていて会場の方に行くにつれて大きくなって行く。
去年からワークショップをしながら地元の方達と作ってきたそうです。

代表の東さんと少しだけお話ししましたがよく色々な事を分かってらしてこの日を
迎えたんだなあということがわかり、頼もしく感じました。
熊野の情報誌を作ったり Iru cafeというカフェを経営しながら町おこし的な事を
やられているようです。

居合の奉納、そしてむすびの里の代表の荒谷卓氏による剣による演武の後に踊らせて
頂きました。

86b210 熊野 井口桂子 鈴木富美恵

鬼城太鼓の皆さんと。強い生命力が皆にみなぎって行きますように!

熊野 86b210 竹燈

熊野 86b210 竹燈

竹燈とともに、地元でのイヴェントでコロナ退散の気持ちを込めてのものでした。
こういうご時世なので大きな宣伝はせずに地元の方達で楽しまれていました。
夜日が落ちてからは笛やピアノ、最後は鬼城太鼓の皆さん、幻想的で優しく力が
湧いてくるような感覚。

真っ暗な中での竹灯りの中食べるお弁当やお酒はとっても美味しく気持ちが良かったです。

こんな機会を与えてくださった関係者の皆様、そして最後まで誘い続けてくれた相方
桂子に大感謝!!

素敵な時間を有り難うございました!


2020.07.17 ここのところ
ちょうど大事なミーティングがあり、二人揃っている方が良いだろうという事と、やはり
実家のお母様が心配(世間のコロナの件で外出控えているため)ということで久しぶりに
相方桂子が東京に戻りました。

まずはミーティングしっかりして、その後関係者の方々と5ポーズ(連続した5つのポーズで
写真を撮ること、私たちの定番)やら動画撮影で体あったまった感じで終了。
すっごく生き生きした良い写真が撮れた!!んですが世界発信許可をいただいてないので
こっそり楽しむことにします。

こちらも後ほどきちんとお知らせいたします!

その後は一緒に稽古したり、桂子は入鹿八幡神社奉納舞をするとの事で、衣装探しから
音作り、リハーサルを呼応でして行きました。

86b210 keikoiguchi

久々にあった桂子はなんだか脂肪が落ちて金剛力士像みたいな身体つきでした。
山の仕事が結構力仕事みたいなので、、、だからかな??少し心配。
食べ物は自給自足で良いもの食べているのでそのせいもあるのかもしれません。


Thorough the keyholeというタイトルで偶数月第三金曜日にご近所の芸術茶房茶会記
で一年と少し自分の生活音のみで即興の舞台をやらせていただいていました。
その後呼応が出来上がり、今度は空間実験室LABOとしてずっと偶数月第三金曜日に
パフォーマンスが続いています。ということでこのシリーズのきっかけとなった
場所にご挨拶へ。

懐かしい場所で。

86b210 茶会記

飲んで語ってそしてちょっと遊ばせていただきました。

86b210 茶会記

店主の福地さん、ともこさんと記念撮影。有り難うございます。
とても好きな場所。

86b210 茶会記

そして東京都のアートにエールを、採択されました!関係者の皆様にはご心配を
おかけいたしました。第一回目の公募の返信が最近来ました。かなり遅かったので冷や冷や
してましたが。。。良かった!!!ほっとしました。この後動画を送って終了です。
桂子が東京にいるうちに都から連絡をいただいたので一緒に乾杯して撃沈しました。

そう、余談ですが熊野での奉納舞、私も急遽お手伝いすることになったので行って参ります。
7/23日は呼応でお稽古の日でしたが、急遽お休みにさせていただきます。22日までは
通常にお稽古しておりますので、ご一緒しましょう!

お稽古についてはこちら

諸々ありますが皆様お互いに頑張って生き抜きましょう!!
風のようにリラックスしながら、楽しみながら。