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617labo 86b210 hinokiwotakurou

偶数月第三金曜日、空間実験室LABO、ここで次の作品に繫がりそうな種が産まれました。
その種を育てる企画としてLABO+(ラボプラス)をやってみようと言う流れになりました。
謎のうさぎシリーズやデロリの世界観をご一緒させていただきましたがさらに、その先へ
皆様をお連れしたいと思います。

ヒノキヲさんは今年夏から拠点を暫くNYに移されるそうで、もしかしたらご一緒出来る
最後のステージかもしれません、是非、多くの方に観ていただきたいです。


いつも通り、終演後はサロンになりますのでどうぞ皆さんでご歓談下さるも良し
お酒を飲みつつ脳内をたゆたうも良し、お好きな時間をお過ごし下さい。


Our next performance "LABO" are held on the third Friday of even numberd month.
It is laboratory of movement.From first LABO to today,we found a lot of seeds,
and then we want growing up for next stage.
So,It is new project"LABO+"

"LABO+" on 17th,June,Friday.
If you stay in tokyo, please come to our performance!
We looking forward to meet you.
-86B210

6/17(金/Fri)
開場/Door Open 19:30. 開演/Performance Start 20:00
2500yen,(1ドリンク付き/Inc,1 drink)
ご予約/Reservation
86b210★gmail.com ★→@

会場/Venue
Art Space呼応 新宿区四谷3-6-9結城ビル地下一階 B1F,Yuuki bldg,3-6-9 Yotsuya,Shinjuku,Tokyo
Art Space 呼応

[出演/Performer]
■86B210(dance)
国内外で活動する前衛舞踊デュオ。『DANSER』(フランス)『ballet tanz』(ドイツ)best stage 34のtopに掲載される。 共同通信パリ支局よりニュース配信される。モデル、PV等出演。国内外の劇場、クラブ、ストリート、 ギャラリーと様々な場所で活動.また映画監督Tim Burtomコープスブライドプレミアムシークレットパーティ、アリスインワンダーランドプレミアムパーティ、シークレットパーティでもパフォーマンスを披露。他、三枝成彰作曲、三枝健起演出によるオペラの振り付け、出演、WEB CM の振り付け等、幅広く活動している。

■ヒノキヲタクロウ(画家)
ヒノキヲタクロウは自らの内に秘めた精神世界を旅する。それは濃密で奇妙で陰鬱とした不思議の国である。 彼の作品はその世界を旅しながら見つけた強烈なビジュアルを現実世界に引き出すことによって産まれる。 1979 年岡山にて生を受けたヒノキヲタクロウは幼いときより空想の世界に入り浸り、一人遊びが何よりも好 きな子供だった。彼が少年期を過ごした岡山はとりわけ、日本古来より続く精霊信仰が根強く残る土地で深い山、 原始的な川が流れ、古い神社や祠が無数にあり、妖怪や物の怪の存在が身近に感じられるような独特の風土で あった。そのような環境で彼のイマジネーションは育まれ、目に見えない世界を描く事に楽しみを見出して行っ た。 専門学校で本格的に絵を勉強し始めた彼はそこでシュールレアリズムに出逢い、そのビジュアルと思想に大き な影響を受ける。「夢も幻覚も空想も全てが現実の一部である」その言葉がヒノキヲタクロウのアートにぴった りと嵌る表現だった。また、その頃知ったチェコのアニメーション作家ヤンシュヴァンクマイエルの作品はこ と強烈に彼にインスピレーションを与えた。2000 年、ヒノキヲタクロウは単身上京する。 それは一人でも多くの人に自分が産み出したアートに触れて欲しいという純粋な欲求からだった。 地道にアートを制作する傍ら、定期的に個展を開く日々を過ごしながら表現の可能性を追求し絵画に留まらず 立体造形、ライブパフォーマンス、巨大なバティックの公開制作など活動の幅を広げて行く。2007 年シュヴァ ンクマイエルのルーツを探るべくチェコ、プラハに上陸。
2012 年にはアートの祭典バーニングマンに参加。それはアートが人々を楽しませ、精神を自由に解放するの を肌で感じ、アーティストとしての喜びを存分に知る事の出来る素晴らしい体験となった。 そしてまだヒノキヲタクロウは留まらない。好奇心と探究心がある限り彼の旅は続く。
いよいよ今週金曜日に迫ってきたわけですが、ヒノキヲさんとミーティングしたりリハしたり
唸ったり書き留めたりして準備を進めております。

86B210の作品の根底として常に流れているものは同じなのですが、それは人間としての
尊厳だったり脱コントロールだったり、純粋さと退廃とか、真逆なもので構成される世界観
とか。
文字にすると硬く聞こえますが、そういった中で強く今考えさせられるものがあります。

テロ行為そのものは決して許されてはいけないけれど果たしてテロリストは悪なのか?

といった事。何が善で何が悪なのかは時代背景とともに変わっていく、という善悪はその時点で
道徳的な善悪でなくてただの印象操作でしかない。

あちらにとっては悪だけどこちらにとっては善だったり、私は何もしてないつもりでも
気づいたらあちらから見たらテロリストだったり。っていつどうひっくり返るかわからない。
それぞれの国に住む、それぞれ色々な問題を抱えた、そしてそれぞれが生きる、人の数だけ
葛藤やしがらみや逆に生き生きした生命感あふれる瞬間を持っている。

と、考え出してから謎のウサギシリーズは生まれました。

パリのコンサート会場が被害にあった時、ちょうど日本にいらしてたフランス人カップル
が観にいらしててしかも観客側にも紙袋をかぶせての結構どぎつい演出だったので
正直怒り出したり、傷口を広げる事になるんじゃないかと心配でしたが、その後彼らも
同じような考えを持っていることがわかり、ホッとしたのでした。

そして今回のヒノキヲさんとのLABO+でさらにその世界観をブラッシュアップしようと
今週の金曜日にお披露目させていただくのですが、その前にどうしても観たかった映画を
やっと見に行くことができました。

それはハニ アブ アサド監督の”パラダイス ナウ”," オマールの壁"。
LABO+

詳細は省きますが、そこには普通の、やや純粋で正義感あふれる若者がテロリスト
になっていくごく普通の日常が淡々と写し出されていました。
そこに住む人の日記を覗いているようでした。

そこで怖かったのは”みんなが嘘を信じていた”というセリフ。

そうやって集団心理で戦争まで持っていかれるんだろうなあ。とか、
見終わって私も相方も意気消沈、なんだかずーっと頭の中で考え事している状態です。

でも一番大事なのはやはり自分を見失わないこと、見失ったら終わり。

自分にとって出来ること、思ったことを身体という肉体を通して表現していくこと、それを
やり続けること、一番最後に見えるものは何なのだろう。



86b210 labo Anne LEIGNIEL


ご来場くださった皆様、スタッフの皆様、誠にありがとうございました!

パリでも一緒に仕事したAnneが、ちょうど日本に来日するということで4月のLABOは
彼女と一緒に空気含んだような美しい空間作ることができました。

時間があまりない中かなりハードな注文をお互いにするのと、(ちょっと反省)空間の演出
などお互いが意見を出し合って、でもそんなに言葉できないから取り敢えず実践で、
あーだこーだと作り上げていく。
で、壊して、作って、、の繰り返し。またもや全員でグッタリしましたが、(Paris アゲイン)
その分、本当にいい空間に仕上がったようでお客様の反応も良く達成感が後からじわじわ。

近くにいるのに遠い、そんな印象や、宇宙や生命の始まりと終わり、のようなものを感じたと
いう意見をいただき、本当に嬉しい。アーティストと作業は本当に体力いるけど(向こうもそう思ってる)
新しい気づきや生み出す力が半端じゃなく大きい。

86b210 labo Anne LEIGNIEL

破壊と構築。カーリー神が3人って感じでした。

産み落としてみると育てたくなる。美術館やギャラリーに向いていると思うのでどうそ宜しく
お願いいたします!

Anneには大感謝!本当に美しい空間を有難う、また一緒にやりたい。

来てくださったお客様が物凄い物語を感じてくださり、メールで送ってくれたのですが
ここまで物語を見出してくれたのだとひたすら感心してしまいました。
イザナギとイザナミのお話です。